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皆さんは自家製酵母で作られたパンを食べたことがありますか?というのも、6月に入りだいぶ暑くなってきて、菌を培養しやすいこともあり、自家製の酵母を培養してパンを作るのがマイブームなのです。
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ところが、なかなか上手くいかないので商売にはなりません。たまーーに上手く行くと天然酵母好きのお客さんに分けてあげるぐらいです。(#^.^#)
自家製でない酵母は、製パン材料としてイーストという名前で売られています。この市販の酵母(イースト)はパンを膨らませる力の強い酵母を培養しています。イーストを使うと決まった量で決まった発酵力が得られるため、使いやすいわけです。
反対に自家培養の酵母は、果物や野菜などに初めから付いている酵母を培養するものですから、培養するうちにいろいろな酵母が入ります。作った種がパンに最適かどうかは、人間の力の及ばないところです。ただ、パンに最適な酵母が増えてくれるように方向性を与えるだけです。この自分ではどうしようもないところがあるのが、面白いところでもあり、手ごわいところです。
とまあ、難しい話は抜きにして、実際に作ってみました。今回は比較的、手に入れやすく安定して種ができるレーズンを使用します。オイルコーティングされていないものを使います。
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作り方 [レーズン種]
1.蓋のついたビンを煮沸する(密閉できる容器がよい)。
2.ビンが冷えたら、レーズンを入れて(量は50g)、水を加えます(100g)。
3.直射日光の当たらない、涼しすぎず、暑すぎないところに、2〜3日放置します。(人間が心地よいところがよい)。
4.たまにビンを振ってみたり、話しかけて酵母をはげます(大事です!)。
5.ブクブク泡が立ってきたら、たまにビンの蓋を開けて炭酸ガスを逃がします。 (炭酸ガスを逃がさないでおくと、ビンが圧力に堪えきれずに割れます) |
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案外、簡単ですが、最初の煮沸はきちんとした方が確実です。
酵母は不思議なことに人間の心がわかるのか、愛情をもって育ててあげると、ブクブク増えていきますよ。大の大人がビンに話しかけるのもなんなんですが・・・
炭酸ガスを発生するまでに活性化した酵母を小麦粉に移して、小麦粉に耐性をつけさせます。パンを作るのはまた次回に!
さて、どんなパンができるでしょうか。お楽しみに。 |
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