最初の100段までは、ヤル気で登れます。山の空気を楽しむ余裕がありました。500段付近で、足が重く、息がきれ、汗がふきだします。日頃の運動不足をのろいます。
所々連続で200段くらいの直線の階段があり、気力がなえます。
5段登っては休み、2段登っては休み、次の1段を登るのに体中が拒否するようです。
ようやっと、1000段目。この辺から苦しさのあまり記憶がなくなりました。2000段までが本当に苦しかったのです。お腹の肉を見て「ニクが憎い」なんてシャレを作って一人で笑います。すでにおかしいです。
不思議と2000段をこえるあたりから、息が楽になりました。風景を見る余裕もでてきます。階段のふもとの民家が小さく見えます。2800段くらいでしょうか、最後の直線階段です。最後はかなり急でしかも、頂上の空が見えますが、なかなか近くなりません。
あえぎあえぎ登ると、3333段の頂上です。風景は周りの木にさえぎられて見えませんが、ちょっと登ると木製の展望台があります。
展望台まではやっぱり階段ですが、その眺めは最高でした。空気が澄む秋には遠く天草が見えるそうです。
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