HNチャンガーの
考えるパン屋
第8回 クリスマス シュトーレン
 

 前回ご紹介したクリスマス シュトーレンを作って見ました。


 
シュトーレンは、バターと卵黄がたっぷり入った生地にクルミ、アーモンド、レーズン、オレンジピールなどをこれまたたっぷり混ぜたイースト菓子です。

 イーストが入っていてもほとんど膨らみません。出来上がりはどっしり、みっしりとしていて、とても存在感があります。焼きあがってから、少なくとも1週間以上は寝かせないとしっとりとなじまないので、クリスマスに食べごろをもってくるなら、12月になったら作るのがちょうど良いように思います。

 切らなければ常温で長期保存できますが、日本の家の中は結構暖かいので、冷蔵庫に入れておくほうが良いように思います。




 さて、作ってからというものクリスマス シュトーレンがどんなふうになっているか冷蔵庫をのぞいていると、ちょっと食べてみたくなるのが人情というもの!ですよね。2日目までは我慢できました。3日目になるとバターと粉砂糖がしっとりとして、なんだか甘い香りがしてきました。

で、こっそり切って食べてしまいました。30歳になって甘いものを隠れて食べるコソコソ感がなんともいえません。
 こんなふうにちょっとずつ食べてたら、クリスマスには無くなってしまいそうです。

 クリスマス シュトーレンは、クリスマスまで「食べようか、やめようか」なんて考えながら、クリスマスを楽しみにする12月も楽しいものです。




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