きまぐれトリル

第一楽章

春爛漫の季節。
寒い冬を堪え抜いた花の球根も芽を出し花をつけ、緑も美しくなり、風も春の香りを漂わせる気持ちいい今日この頃。

スピーカーから音楽を楽しむのもいいですが、
自然から音楽を創造するのもいいものです。
私はよく、色んな所に出かけては自然の音に耳を傾けて心を癒しています。
中でも好きなのは、笹がやわらかい風に揺れる音。
サワサワ・・・と心地いい音を奏で、風に揺れている様もしなやかでなかなかです。
風と何か会話しているような・・風との共演を感じてしまいます。

そうやって視線をかえてみると、いろんなものが見えてきて、普段聞き逃している音もよく聞こえてきます。
何だかロマンチックで恥ずかしいですが・・

“音楽をする”というのは、楽譜を音にするだけではなくて、作曲者がどんな想いで曲をつくり、何を表現しようとしているのか、を感じて音にすることが大事なんですね。
そこが一番難しくて日々苦労しています。
たくさんの場面で様々な想像を繰り返し、そういう時に、わたしの自然体感は生かされています。
 音楽は凄く身近にあります。八代の風も空もなかなかいい音をかもしだしていますよ!

それでは、またこんど。

 


 

次回は、5月中旬予定です。
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コラムの著者
(ナチュラル) さん。 八代で活躍中の音楽家・ピアニスト。