けんちゃんの行け!!麺

第 1 話 インスタントラーメン


 記念すべき第一回目の食材は、「インスタントラーメン」

 インスタントラーメンって無性に食べたくなるときがあります。
自家製麺!何時間も煮込んだ、こだわりのスープ!
本格的!本物志向!とかじゃなくて、
ずばり!「インスタントラーメンが食べたい」ってときがあります。
まぁ!若かったんでしょうね(*^_^*)

 僕が子供の頃は、カップヌードルとかご馳走でした。
めったに食べさせてもらえませんでしたから。
親が健康面を心配しての事なんでしょうが、
健康に悪そうと思うと、なんだか逆に隠れてタバコを吸うがごとく魅力的!
たまに、食べさせてもらえるときには、お湯をそそいでもらい、
家の屋根の上に乗って食べてました。ほとんど、アホです。
子供の頃の、楽しい思い出があるから、食べたくなるのかもしれませんね。

 大人になると、夜レンタルビデオを借りて、カップ麺を買ってきて、
よく弟とビデオ鑑賞しながら食べていました。
日本のアニメで、よくカップラーメンを食べるシーンとか見る事があります。
「ルパン三世カリオストロの城」では、城を見張るルパンが「ドン兵衛」、
銭型警部が「カップヌードル」食べてますけど
他の食べ物じゃあの雰囲気は出ないと思います 。
漫画とかで、カップラーメンとかラーメンを食べるシーンを見ると、
もしかしたら、この作者の苦しい下積み生活を支えてくれたであろうラーメンへの
愛着とかを感じます。彼らのソウルフードなんでしょうね!
何かしら、不思議な魅力の食べ物です。

 インスタントラーメンは、料理か?否か?
昔、テレビで女子大生とかが、
料理は作るか?との問いに「インスタントラーメン」と答え、
包丁を使った料理は?と聞きなおすと
「ラーメンの袋を切る時に使う」と言い返したのを憶えています。
馬鹿者〜!と思いましたが・・・

 僕自身も子供の頃、インスタントラーメンを作れるようになった時、
凄く、大人になったような気がしました 。
そして、凄く茹で方にこだわっていました。とにかく硬麺!
学校の友達と、インスタントラーメンを作って食べようとしたら、
彼もまたコダワリがあるらしく「いや〜っ!ラーメンは人には任せられない」と。
結局、お互いの監視の下ラーメンを茹でました。
今思えば、ただ麺を茹でるだけの事。コダワリと言うほどでもないと思う
んですが
 たったそれだけの事でも、コダワリを感じていましたね!(^▽^)
注し水は、入れる入れないとか。

 僕にとってインスタントラーメンと言うのは、
水戸黄門や、サザエさんみたいなものです 。
大人になりかけの時は、幼稚だと拒絶してたんですが、
大人になってみると、こんなのもアリかな?と思える懐かしいものです。

 見なくなったけど、ズーッと続いていて欲しい、思い出の一杯詰まった、たべものです。

 次号もまた見てね〜♪ 「う〜えっ ぐっ ぐっ(サザエさん風)」

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