5) 合成着色料タール色素

  北ヨーロッパ(特にノルウェー・スウェーデンは全面禁止)では厳しく規制されているもの。その理由は1,食べ物に必要不可欠ではない 2、アレルギー問題がある。ということ。この色素の原料は「石灰」。この石灰からアニリンという物質を使い安く作られるもの。 なぜ使うのか?それは、少しぐらい汚れた食べものや古くなったのもでも"美しく"見せるため。しかしこのタールは肝臓ガンを発症させる怖い食品添加物なのです。食品のパッケージの裏にビッシリ書いてある「食品表示」を見たことがありますか?赤色1号・黄色4号・赤色etc・・・。中でも凶暴なのが黄色4号。「摂取後1時間以内」に喘息発作やじんましん・鼻詰まり・目の充血などのアレルギー症状が現れることがわかっているらしい。この黄色4号は和菓子・漬物・清涼飲料水・アメ・魚肉ねり製品・ノリのビン詰めなどに多く使われている。又この他タール色素は練りうに・紅しょうが・梅干・ソーセージ・ジャム・タラコ・アイスクリームなどにもたくさん使われている。
食品購入の際には、消費者である私達がこのタール色素の食品添加物を拒否することが出来るのだが、この黄色4号、なんと病気を治す為の薬にも使われている。患者を助ける為か患者を増やす為か・・・むむむ・・・ややこしや、ややこしや。
さて、タール色素の別のグループにキサンテン系という赤色104号・105号・3号があるのだが、赤色104号は注意!!ヒトの胎児の培養細胞に突然変異を起こすらしい。赤色104号は使用自粛されているが、赤色3号は、サクランボ・イチゴの缶詰などに堂々と使われているから悲しい事実。現代の子供達が非常に過剰行動をとる症状・H-LD病の原因ともされている。
黄色4号などの合成着色料が子供の頭に作用しているらしい。タール色素の有害成分が鉄分や尿素に混じると特に0歳から3歳までの子供は未熟な関所を通り抜け前頭葉まで達してしまう報告がある。
1970年、アメリカで少年犯罪は増え、それを調べたら犯罪者の少年達の幼児・子供時代にH-LD病の傾向が見られた。そこで2つのグループを作りA班には化学物質のたくさん含まれる食品添加物・化学調味料の味付けの食事 B班にはホールフード(フスマ付の全粒粉で作ったパンや玄米)や多くの野菜・果物を与えた。その結果、B班の少年達の更生は著しいものがあったらしい。「食べ物が人の行動に影響を与える」という学説を裏付けたということ。
やはり、「とかくこの世は住みにくい」と嘆く声が聞こえてきそうだ。

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