けんちゃんの行け!!麺

第 4 話 乾麺から、手打ちへ

乾麺から、手打ちへ

スパゲティーから2つのことを学びました。
一つは、スパイスやハーブです。
もう一つが、粉から麺を作る「製麺」です。
今回は、手打ちと機械打ちの話です。

麺そのものにこだわり始めると、乾麺を茹でるだけにあき足らず
自分で作ってみたくなりました。
でも、当時は、手打ちという事にこだわりはありませんでした。
それどころか、手打ちより機械打ちの方がいいと思っていました。
「時代遅れの手作業を機械化することが、技術の進歩ですばらしい事!」
そういう時代があったでしょう??
それに手打ちうどんには、何回も挑戦して
玉砕していましたし・・・(#/__)/ ドテ
最終的に、完璧に均一な麺は出来ないのは分かっていましたから。

以前は、製麺所で作った、茹で麺をチャポチャポ温めなおすというのが普通で、
自家製麺も珍しく自家製麺というのはかなり評価が高かったと思います
テレビでも、製麺機から麺が暖簾のように出てくるシーンがよくありましたから
製麺機に対してかなりの好印象でした。
何と言っても機械打ちは、完璧に均一な麺ができます。
それに、手打ちでは丸い麺ができません!
(中国の手延べラーメンは、手打ちで丸い麺ができます。この話はまた今度・・・)
昔は、うどんも、ラーメンも丸い麺ばっかりだったでしょ?
固定観念とは、怖いもので麺は丸くないと嫌でした。
完璧な麺線、丸い麺の作れない手打ちには限界を感じてました。

昔は、手作りを機械化することが技術の進歩で、
塩も不純物のない純粋な塩化ナトリュームを目指し、
麺も綺麗に太さが均一に作るのが良い事で、
教育も個性のない従順で均一な人間を作ってましたねー。
今じゃ純手打ちをアピールして、
海水、岩塩とニガリを含んだ物が喜ばれ、
最新型の讃岐式製麺機では、ランダムに麺線を不揃いにすることで
食感に面白さを出しています。
個人の個性も尊重され始めましたから、
これも時代の流れでしょうか?

ともかく、パスタ関係に凝るうちに目にしたのが「パスタマシーン」です。
イタリア製の家庭用のお手ごろサイズ。
昔の洗濯機の絞り機のように二つのローラーで生地を伸ばし、
切り刃で平たい「きしめん風」か、「日本蕎麦」くらいの麺を作れます。

いや〜っ!これが楽しいの何の(^▽^)
これで、色々な麺を打ちましたねー。
次回は、パスタマシーンです。

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