けんちゃんの行け!!麺

第 6 話 食材調達

 料理を本格的にはじめて一番困ったのは食材の調達です。
一時期は、料理そのものよりも食材の調達に翻弄されていた時期がありました。
そのときの話です。

最初に「?」と思ったのは、スパゲティー、凝っていたときに
「バジル」というハーブでした。
他にもセージ、タクライ、バイマクルー、ニョクマムなどなど
聞きなれない食材がいっぱいです。
当時、ハーブという言葉すら聞きなれない頃でしたから
バジルってなんだろう? と思いました。
シソ科の植物で、シソで代用可とも書いてありました。
ニチイ、寿屋、ユニードと八代の大きなお店を回り
店員さんにしつこく質問するんですが
向こうもそれがなんだかわからない
仕入先とかあたってもらいましたが取り扱いがないとのこと。

これは八代ではダメだと
熊本にまで遠征して買いに行きました。
鶴屋の食材売り場では見つけることが出来ませんでしたが
丁度、鶴屋に出店で出ているハーブ屋さんがいて
苗を買うことが出来ました
他にも「エストラゴン」「ローズマリー」「ミント」など
料理本で見たことのあるハーブがいっぱい!

「!」このとき思ったんです。
食材を売ってなければ自分で栽培しよう !
その他なかなか手に入らない食材は
遠征したときに見つけたら買ってストックしておく。
そして、作りたいと思ったときに
いつでも作れるようにしよう。

他にもパンやケーキを焼くときの型や
その他道具も見つけたときに買い揃えていました。
(いまだ一回も使っていない道具とかいっぱいあります・・・(#/__)/ ドテ )

中華料理の食材や道具は中国展とかで手に入りました。
腐乳とか干したナマコとか緑豆などなど
乾物や保存のきくものが多いので助かりました。
時々鶴屋でドイツ展、イギリス展など開催されると
これまた買出しに行きました。、
普段こちらでは売っていないようなクロテッドクリーム(無塩バターをクリームにしたようなもの)とか
オリーブの実の種を抜くだけの道具など珍しい物がいっぱい!
色々買いあさりましたが、
買うと安心して料理そのものを作らなくなってしまいました。
なんだか料理を作るのが面倒で面倒で・・・

一時期は本当に料理を離れ
料理そのものより食材集めだけに終始していました。
これじゃいかん!と思いましたが
今思えば楽しい時期でもありましたね。
今まで知らない食材や味に出会えたり
作り方のレシピ本とか色々な情報や知識も
蓄える事が出来ました。

今みたいに、インターネットが発達してたら
もっと楽だったんでしょうけど。
どうしても手に入れてみせるという
情熱は、もてなかったでしょうね(^▽^)

次回は、ケーキです。

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