けんちゃんの行け!!麺

第 9 話 ラーミェン

中国四千年の歴史!
子供の頃観たCMのフレーズです。
このCMは衝撃的でした。
麺といえば機械で作る物、もしくは、
うどん蕎麦のように麺棒でのばす物という常識が覆されました。

生地の固まりを包丁(月牙刃)で削ぎ、
平べったい麺がヒラヒラと飛んでいったり。
柔らかい生地をゴムのようにのばして
一本が二本、二本が四本と麺にしていったり。
皿の中のドロドロの生地を竹のヘラで弾くようにのばしながら飛ばしたり。
シーソーのように青竹に乗って体重をかけながら麺をのばしていったり。
(これは、あったかな??)

これがズーッと頭に残りましたね。
一番興味があったのは手延べラーメンです。
麺というのは本来、こののばす製法だったそうです。
ただ、いちいち注文のたびにのばすのは手間が掛かるから、
硬い生地を麺棒でのばして包丁で切る方法が考え出されたそうです。
作り置きができますからね。
最初が手延べ麺で、その後出たのが麺切りなんですね。
普通、この逆だろうと思いますが(^▽^)

手打ちそばは、最近はよくありますが、ラーメンの手打ちは珍しいです。
手打ちで熊本ラーメンを作りたいとずっと思っていました。
熊本ラーメンも最近は四角い断面の麺が主流になりつつありますが
僕のイメージは子供の頃食べていた丸い麺なんです。
僕の知る限り、手打ちで丸い麺が作れる唯一の製法が手延べなんです。

ということで、最近、手延べラーメンに挑戦中です。
でも、なかなか上手くいきません。
水を多くして柔らかくしても、強力粉を加えても
やっぱり、かん水がないとのびないのか?
ラーメン屋さんから、かん水を分けてもらい試してみますが、
かえってのびません??

実際に、この目で手延べラーメン作りを見てみたい!と思い
福岡のサイト「やっぱり遊びたい!」の主宰者「への」さんの紹介で、
宮崎の「天門」さんへと出かけたのです。

次回「ラーミェン2」につづく・・・・・・・

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