けんちゃんの行け!!麺

第 12 話 お好み焼き

 明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。

 焼肉や鍋もそうですが、目の前で火を使い調理しながら食べるのって、
食欲をそそりますよね。
お好み焼きって、やっぱり目の前で焼いて食べるのがいいですね。
取り合わせも良いですよね。
小麦粉にキャベツ、豚バラ、ソースを掛けて・・・
青海苔、削り節、紅ショウガの香りも良いですが
なんと言ってもソースの焦げる香りを楽しみながら食べたいもんです。

 高校の頃は、お好み焼きに凝っていました。
友達とよく食べに行きました。
鉄板付きのテーブルを囲み、皆で焼いて食べるのは良いもんです。
いっそ、皆のを一つにして大きいお好み焼きを焼こう!と
4人分の巨大お好み焼きを焼いていて「スゲ〜♪」と喜んだものの
裏返す段階になって、「どうやってヒックリ返すんだ〜?」と悩んだり。。。

 でも僕はやっぱり、自分で作らないと気がすまない。
お好み焼きの本が売ってあったので買いました。
お好み焼きの写真だけではなく、焼き方の解説から
お店の写真、その地域の民芸品の写真などを散りばめた楽しい本でした。
その中に衝撃的なお好み焼きが載っていました。
広島風お好み焼きです。

 それまでは、生地にキャベツ他、具を混ぜ込んで焼くお好み焼きしか
知りませんでしたから本当に驚きました。
お玉でゆるい生地を丸くクレープ状に焼いた上に、
繊切りキャベツ、モヤシ、天カス、トロロ昆布を乗せ、
塩コショウして豚バラを乗せます。
ゆるい生地を上から繋ぎに少し掛けひっくり返します。
堆く盛った、野菜の山、これを上手にひっくり返します
しばらく焼いて、ヘラで押さえると、ジュ〜ッ!と水分が出てきます
この湯気で蒸し焼きにします。
 更に驚いたのが蒸す間に隣りで焼きそばを焼くところです。
焼きそばというと、ソースのイメージですが、塩コショウです。
そして卵を割って黄身を潰して広げ、その上に焼きそば、お好み焼きと
重ねておたふくソースをかけ、紅ショウガと万能ネギをトッピングします。

 今でこそ有名な「広島焼き」ですが、当時は衝撃的でした。
他にも、具はネギとトロロ昆布だけの「一銭洋食」
広島焼きと同じくクレープ状の生地に山盛りの青ネギを盛り、
トロロ昆布をのせ、繋ぎの生地を掛けて、裏返して焼き、
辛いソースを掛けて食べるそうです。
ところ変れば品変わるですねー

 いやー何だか食べたくなって久しぶりに作ってみました。
レシピ 約7人前
薄力粉200g
水   400cc
卵     1個
塩     少々
キャベツ、モヤシ、トロロ昆布、天カス、豚バラ、焼きそばの麺を適量。

 僕はスパゲティーを茹でて、水でしめ、サラダオイルをまぶしたものを
焼きそばの代わりに使います。
モヤシの代わりにジャガイモを細い千切りにして、
流水でアク抜きしたものを使っても美味しいですよ。
油は、ラードがこくが出てお勧めです
生地が余ったら、クレープにしてジャムとか包んでも美味しいです。

 今回は落ちがない!真面目な文になってしまった・・・(#/__)/ ドテ

次回は「白パン黒パン」です。

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