けんちゃんの行け!!麺

第 15 話 あの肉

 アニメの話ついでに、もう一つ。
子供の頃、食べたくて仕方がなかったのは、「あの肉」です!
まるい肉に骨がついている、「あの肉」です。
昔の記憶では、野宿して、周りを石でサークル状に囲った焚き火で肉を焼くというシーンが多かった気がします。
木の枝に肉を刺して、枝のもち手になる部分を地面に刺してあぶるという感じですね。
昔のアニメでは定番でしたが、今ではなかなか、見ないシーンですよね。
子供の見るアニメや漫画ですから、わかりやすいように
肉+骨=「肉」のシンボルとして定着したんでしょうね

 「あの肉」を作ろうと思えば、作れないこともないんでしょうが、
食材のロスの問題でやれないですよね。勿体無いですから。
一番、近いと思うのは、手羽先で作った、「フラワー」か「手羽元」ですね。
「フラワー」は、手羽先の細い方の骨を取り外して、肉をめくり
手羽の先の方の皮を巻きつけて形を定着させるんだそうです。
手羽元は骨が見えていないだけで、正にそのままですね。

 長いまっすぐな骨の中央に肉がついていて、両手で骨を持って
とうもろこしのように食べるやつ。
これは現実では難しいですね。
人間のモモ肉ならできるかもしれないけど・・・
そう考えるとエグイですねσ(-_-;) ・・・・・

 トムとジェリーでよく出た「骨付きハム」これは、実在します
イタリアの生ハムや、中国のキンカハムです。
最近、知ったのですが、本来「ハム」とは、この「骨付きハム」のことで
外国で日本の「ハム」は、通用しないそうです。
これも作ろうと思いましたが、豚のモモ肉を丸ごと一本。
これを塩漬けして、干してカビを生えさせてと考えると
湿気の多い日本では難しいです。

 あと、干し肉!
「荒野の少年イサム」の中の決闘シーンで、
干し肉をかじりながら戦う話がありました。
ビーフジャーキーのように、薄っぺらいのではなく、
丁度、キューイ・フルーツくらいの形と大きさです。
これを、戦いながらかじり、空腹を満たしていたのです。
子供心に凄くかっこよく感じました。

 ハイジのペーターも、干し肉を美味しそうに食べていましたね!
早い話、ビーフ・ジャーキーなんでしょうが。
荒野の少年イサムが食べていた、あの干し肉が喰いたいと挑戦したことがありました。
生ハムは難しいですが、これなら作れそうです。
乾燥もオーブンを利用すれば、不安定な半生の状態を早くクリアできます。
でも、完成しなかったんだな〜( ̄ー ̄)ニヤリッ

 まず、牛肉を赤ワインや、塩、胡椒などのスパイスを混ぜた液に漬けこみます。
ニ、三日すると、どす黒い色に、なってきました。
大丈夫かな?と、薄〜くスライスして、食べてみました。
こっこれは!・・・・・・美味い( ̄ー ̄)ニヤリッ
当時、日本のメーカーが売り出し始めた、生ハムのようなエロチックな、食感!
このまんま食べて大丈夫かな??と思いつつも、全部食べちゃいました(^▽^)

 というわけで荒野の少年イサムの干し肉は食べれませんでした。
アニメの話が続いたところで、次は「蕎麦打ち」です。

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